2019年10月04日

伊藤忠商事、日中医療機関3者が提携へ調印

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：伊藤忠商事

伊藤忠商事は4日、中国・北京で医療事業を展開する北京世紀康瑞病院集団と、日本の藤田医科大学（愛知県豊明市）、徳洲会（東京都千代田区）の3者間で提携することにし契約調印したと発表した。 伊藤忠は同提携により世紀康瑞と藤田医大、徳洲会グループ間でのインバウンド治療・健診事業をはじめ、医療人材・医療技術の交流、日本式病院経営・管理ノウハウの確立等の支援を行う。 世紀康瑞は北京市内に11病院（計7,000床）事業を展開する、民間資本としては中国最大の総合病院グループの一つで、今後5年以内に20,000床への拡大を計画している。伊藤忠は2019年3月、同病院集団に出資を行った。 日本の医療機関での受診を希望する海外の患者の数は急増しているが、課題も多く適切な医療行為が受けられないケースも増えている。 伊藤忠商事では、世紀康瑞をインバウンド治療・健診事業の中国側窓口とし、藤田医大、徳洲会グループそれぞれと直接連絡を取り合うことで、中国人患者が安心して日本で適切な医療を受けられるようにしていく方針だ。