2019年10月07日
NEDO、AIチップ開発加速へ「設計拠点」が稼働開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7日、AI(人工知能)チップ開発加速のためのイノベーション推進事業を行っているが、産業技術総合研究所、東京大学と共同で、東京大学浅野キャンパス(東京都文京区)内に「AIチップ設計拠点」の整備を進める中で、同日から中小・ベンチャー企業など向けに試験運用を開始したと発表した。

この拠点では、省エネルギー効率的にAIを動作させるAIチップの設計に必要なEDAツールやハードウエアエミュレーター、標準IPコアなどを提供するほか、これらを活用する設計フローなどの共通基盤技術も提供する。

今後、中小・ベンチャー企業などの同施設の活用に関するフィードバックをもとに、さらに使いやすいAIチップ設計拠点として整備し、AIチップ開発加速への貢献を目指す方針である。