2019年10月10日
東レ、サウジの海水淡水化向けに逆浸透膜連続受注
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは10日、サウジアラビアのシュアイバ第3海水淡水化プラント増設2期およびシュアイバ第4海水淡水化プラント向けに計65万m3/日という大規模な造水量を生む逆浸透(RO)膜「ロメンブラ」を納入すると発表した。シュアイバ第4プラントが完成するとサウジアラビアにおいて逆浸透膜法による最大規模の海水淡水化プラントとなる。

中東地域の水不足問題解決に生かされるだけでなく、サウジ政府が進めるSaudi Vision 2030にも貢献する。

シュアイバ地域はサウジアラビア第2の都市ジェッダ市の南部に位置しており、2009年稼働開始の第3海水淡水化プラント増設1期(造水量:15.0万m3/日)以降はRO法に切り替えられている。今回は、以降10年以上にわたる稼働安定性が高く評価されての受注となった。

この結果、2009年以降、同地域に建設された海水淡水化プラント全てにRO膜「ロメンブラ」を納入していることになり、造水量は合わせて80万m3/日と、地域の水需要に貢献することになる。