2019年10月18日
塩野義、アルツハイマー病治療薬で「研究基金」と提携
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:なし

塩野義製薬は18日、同社とヤンセン社並びにアルツハイマー治療薬研究基金(ADDF)が「臨床検体アクセス契約」の締結に向けて合意したと発表した。発表は東京で開催中の世界認知症審議会(WDC)で行った。

高齢化に伴い、アルツハイマー病の増加が社会的課題となっている。早期発見のためにはバイオマーカーの特定が重要な研究テーマとなる。

これまで両社は、開発を中止したアルツハイマー病治療薬候補の臨床開発プログラムから得られた重要なデータや臨床検体を世界の科学界に提供することを検討してきた。

今回合意に基づき両社は、今後、アルツハイマー病治療薬の創薬促進を目的としたバイオマーカー開発を加速させるために資金提供プログラムを実施するADDFと協力し、患者や臨床研究などから得られた臨床データをアカデミア等の研究機関が利用できるよう、契約の締結に向けて調整していくことにした。


ニュースリリース参照
http://www.shionogi.co.jp/company/news/2019/qdv9fu000001k40p-att/1018_01.pdf