2019年10月21日
住友化学、通期予想を下方修正、営業益1700億円
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は21日、2019年度の業績について、米中貿易摩擦や中国経済の減速、世界経済の成長鈍化等の影響を受けたとして、第2四半期(4~9月)および通期の業績予想の修正を発表した。

第2四半期は売上高は前回予想を下回る。利益面では、石油化学で需要の減少に伴い交易条件が悪化した。健康・農業関連事業はメチオニン(飼料添加物)の市況が想定を下回った。北米の天候不順で農薬の出荷が低調ン推移した。

通期ベースでは、世界経済の不確実性を背景に為替相場を前回予想の1ドル110円から105円に見直した。円高に伴う輸出手取りの減少はあるものの、エネルギー・機能材料、情報電子化学、医薬品の業績は引き続き堅調に推移する見込み。一方で、石油化学や健康・農業関連事業は下半期も当初想定に比べ業績の悪化が見込まれることから、売上収益、コア営業利益は前回発表を下回る見通し。

【2020年3月期通期(連結)予想】 単位:百万円 ( )前回予想
◇売上高     2,330,000(2,440,000)
◇コア営業利益   160,000 (205,000)
◇営業利益     170,000(190,000)
◇親会社の所有者に帰属する当期純利益 50,000 (100,000)
◇1株当たり純利益 30.58円 (61.16円)


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1571638855.pdf