2019年10月28日
アステラス製薬の冠動脈調整薬、米FDAが優先審査
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は28日、冠動脈バイパスまたは冠動脈弁の手術後の中等度から重度の急性腎障害を発症するリスクが高い患者を対象に開発中の新薬(ASP1128)について、米国食品医薬品局(FDA)からファストトラック指定を受けたと発表した。

「ASP1128」は、強力で選択性の高いPPARδ調節薬で、腎細胞におけるミトコンドリアでの脂肪酸の酸化を促進することにより、冠動脈バイパスおよび/または冠動脈弁の手術後にストレスを受けた腎臓細胞の保護作用を有すると考えられる。さらに、全身性および局所性の炎症反応や酸化ストレスを軽減させる可能性がある。
現在、ヒトでの有効性を検証する第2相試験を実施中だ。


アステラス製薬 ホームページ
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