2019年11月05日
東レ、ギニアで感染対策衣普及促進へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは5日、 国際協力機構(JICA)と、ギニア共和国の感染対策能力強化を目的として、感染対策衣の普及促進事業に関する業務委託契約を締結したと発表した。

同契約に基づき、東レはギニアの政府や病院・検査研究機関などの医療・保健従事者を対象に、同社の感染対策衣「LIVMOA(リブモア)5000」を用いた感染予防のための着脱研修・訓練を行うとともにその普及を図る。

ギニアでは、2014~2016年にエボラウイルス病のアウトブレイク(集団感染)が発生しており、今後、予防のためには国レベルで強力な感染症対策を進めていく必要がある。

感染対策衣には、医療従事者・検査技術者等の二次感染の防止と身体の負荷軽減の観点から、実情に則した性能が求められている。LIVMOARは、感染の原因となる体液・血液、その飛沫等の浸透を高いレベルで防御する性能と透湿性を備えており、高温高湿環境下でも衣服内の温度上昇が抑えられる特長をもつ。

東レは同事業で、ギニア政府関係者らを日本に招き、日本の保健衛生・感染症への取り組みを紹介するほか、医療従事者の安全性向上のための感染対策衣の取扱いなどについて説明する。