2019年11月07日
出光、大型蓄電池活用 新電力ネット構築実証に参画
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は7日、横河ソリューションサービスとともに、経済産業省が公募する平成31年度「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業」に参画すると発表した。

VPP構築とは、工場や家庭などが有する需要家側エネルギーリソースを遠隔制御・統合管理し、あたかも一つの発電所のように機能させる仕組みの構築を目指すこと。火力電源の代替となる需給調整力の創出と、再生可能エネルギーのさらなる導入を可能にする新たなエネルギーシステムとして注目される。

出光興産は、新たに自社グループの油槽所である新潟石油製品輸入基地(新潟市)と、潤滑油を製造するシェルルブリカンツジャパン神戸事業所(神戸市)の2カ所に大型蓄電池を設置する。

グループの西部石油山口製油所にある自家発電設備と合わせて実証を行い、自社グループに有する自家発電設備と蓄電池を制御してVPPを実施する際の可能性を検証する。