2019年12月09日
富士富山化学、リポソーム製剤工場が竣工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは9日、グループ会社の富士フィルム富山化学(社長:岡田 淳二)が同日、富山第二工場内に、薬剤を選択的に送達し薬効を高めるリポソーム製剤の新工場(701工場)を竣工したと発表した。同工場は、国内で初めて商業生産に対応したリポソーム製剤工場で、総投資額約50億円。延べ床面積約3400m2。2020年2月稼働開始の予定。

リポソーム製剤は、細胞膜や生体膜の構成成分である有機物のリン脂質などをカプセル状にした微粒子(リポソーム)の中に薬剤を内包した製剤で、有効成分を効率的に患部に届け薬効を高めることが期待されている。

竣工した701工場は、富士フイルムグループのリポソーム製剤の中核生産拠点で、日・米・欧のGMP基準に対応しているため、グローバルにリポソーム製剤を供給することが可能となる。



国内初の商業生産に対応したリポソーム製剤工場が竣工
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