2019年12月11日
アストラゼネカと日立、閉塞性肺疾患で共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:アストラゼネカ

アストラゼネカ(大阪市北区)は11日、日立製作所と、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症までの経緯や発症後の予後に関する共同研究(ArtDeco Study)で提携合意したと発表した。

共同研究では、日立が持つ数万人の健康診断データ(喫煙歴、肺機能検査データ等)を基に、COPDのリスク因子解析を行う。アストラゼネカはCOPDに関する知見から、研究デザインおよび解析プロトコルを作成し、日立は保有する先進的な分析技術やAIを用いてデータを解析する。

健常者がCOPD発症にいたるまで、さらにはCOPD患者の予後について、長期間にわたり追跡した研究は、日本ではほとんど報告がなくエビデンスが限られている。共同研究でCOPDリスク因子や健常者がCOPDを発症するまでの特徴的パラメーターが同定されれば、発症確率の高い人の特定と発症予防を目標とした、生活習慣の改善や早期受診の促進が可能になる。研究の結果は、来春に論文発表する予定だ。


ニュースリリース

https://www.astrazeneca.co.jp/content/az-jp/media/press-releases1/2019/2019121101.html