2019年12月13日
主要国特許庁会合「悪意の商標出願事例集」拡充
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

経産省は12日、日米欧中韓の特許庁による「商標五庁(TM5)」第8回会合が12月9日~11日、千葉県浦安市で開催され、「悪意の商標出願事例集」の拡充など、商標の適切な保護、活用を中心に議論したと発表した。
次回のTM5会合は2020年4月、シンガポールで開催の予定。INTA(国際商標協会)とのコラボレーションによるワークショップを行う計画だ。

■「悪意の商標出願事例集」

有名ブランドなどの商標が無関係な第三者により無断で商標出願・登録される、いわゆる「悪意の商標出願」の問題は引き続き世界各国にとって重要な関心事項となった。

今回会合では、2017年に公表した「悪意の商標出願事例集」の50事例に加え、TM5各庁5件ずつの25事例と、国際商標協会(INTA)との協力で収集したTM5以外の40の国・地域の93事例の合計118事例を新たに追加した、拡充版「悪意の商標出願事例集」を作成した。


関連ファイル:Case Examples of Bad-Faith Trademark Filings
https://www.jpo.go.jp/news/kokusai/tm5/document/index/bad-faith-examples-2019.pdf