2019年12月24日
三洋化成の「熱リサイクル利用」に省エネ大賞
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三洋化成

三洋化成工業は24日、熱交換器大手のササクラ(本社:大阪市西淀川区、笹倉敏彦社長)および(一社)日本
エレクトロヒートセンター(JEHC)と3者で取り組む「熱のリサイクルを利用した濃縮工程の省エネ革新」技術が、2019年度省エネ大賞「資源エネルギー庁長官賞」を受賞したと発表した。

熱のリサイクルを排液の濃縮工程に応用し、大幅な省エネ(濃縮工程で従来比▲95%、原油換算:1,184kL/年)を実現したことが評価された。

三洋化成は鹿島工場でトナーバインダー、潤滑油添加剤、水溶性ポリマーなどの機能化学品をを生産。その中で一部製品の製造過程で発生する排水に有機成分を多く含むため下水処理できず、蒸気加熱して濃縮・減容化するものがあった。

その際発生する蒸発ガスは全て捨てていたが、製造量の増加に伴い必要な蒸気使用量が増えてきた。このため同社は濃縮工程の省エネに取り組み、ササクラ技術のヒートポンプ式濃縮技術を導入した。従来利用価値がなく廃棄してきた蒸発ガスを圧縮・昇温することで「熱源として再生(熱のリサイクル)」させ、自己熱再生技術の活用によって廃熱を発生させない「熱約の循環システム」を構築した。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1577162959.pdf