| 2019年12月24日 |
| 住友化学、千葉にPP、PO触媒の新プラント 稼働入り |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は24日、ライセンスビジネス強化のため千葉工場に、ポリプロピレン(PP)およびプロピレンオキサイド(PO)触媒の製造設備2系列を新設し、稼働開始したと発表した。 同社のPP製造技術は、千葉工場および関係会社であるシンガポールのザ・ポリオレフィン・カンパニー社、サウジアラビアのペトロ・ラービグ社で運転実績を持つほか、韓国のS-OIL社などにライセンス供与している。 また、PO製造技術は、世界で初めて工業化したクメンを循環利用するクメン法PO単産プロセスで、独自の高性能なエポキシ化触媒と組み合わせることで、併産物がなく、高収率で運転安定性に優れるなどの特長を有する。千葉工場とペトロ・ラービグ社での運転実績をもつ。 PO技術のライセンス供与も、S-OIL社やタイのPTTグローバルケミカル社の子会社のほか、本年7月には、インドのバーラト・ペトロリアム社とライセンス契約するなど、供与先が増加している。 住友化学はライセンス後も触媒販売や技術的な支援など、継続的な収益の確保に取り組んでいく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1577162999.pdf |