2020年01月07日
<新年挨拶>カネカ代表取締役社長・角倉 護
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

あけましておめでとうございます。2020年はいよいよ東京オリンピック、 IoT五輪とも評されているように、新たな技術フロンティアの幕開けとなることは間違いありません。私たちカネカも2020年には多くの革新技術を世に送り出し、オリンピックともに長く記憶に刻まれる年にしたいと思います。

グローバル規模で技術革新が猛烈なスピードで進み、進化をとめた Old Industry は軋み音を発しながら衰退し、New Industryに乗り移れない企業は退場を迫られています。激しい技術競争が繰り広げられ、近い将来にやって来ると思っていた新しい技術の実装化が既に現実のものとなり始めています。変革と成長のチャンスが訪れています。当社も技術革新のスピードを上げて、新たな飛躍を成し遂げたいと思います。

昨年から R&B 本部を立ち上げ、R&D から R&B への変革を進めています。Research & Business、我々の Research の目的は、社会の課題解決を実現する Solution を届けることを通して大きな Business を創出することです。また、そのために必要な Breakthrough Technologyを獲得することに注力しています。カネカの変革と成長は R&B の成果に託されています。

先が読めない時代になり、研究テーマの設定が益々に重要になっています。世の中に数多あるニーズから何をテーマとして設定するかが、我々の将来を左右します。それには目利き力が必要です。カネカが目指す大きな Solution の実現に向かって、自ら課題を設定し、強い意志を持って貫徹するしか道はありません。

あっという間にパラダイムがシフトしています。ゴールは足下の延長線上にはないということを改めて強調したい。大きな目標を掲げて、チャレンジを続けることで、大競争を勝ち抜いていく。 2020年は、我々が新しい歴史の担い手として、確かな足跡を残す一年にしましょう。