2020年01月07日
合同賀詞交歓会に1200人、なごやかに歓談
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

日化協、石化協など化学業界52団体共催の合同新年賀詞交歓会が7日、東京・大手町のホテルで開催された。まず主催者を代表して日化協の淡輪敏会長(三井化学社長)があいさつ、森川宏平石化協会長(昭和電工社長)の音頭で乾杯したあとなごやかに歓談した。令和で迎えた初の新年、会場は1200人の参加者で埋まった。

淡輪会長はあいさつの中で「昨年は年号替わりの宮中行事や吉野彰さんのノ―ベル賞受賞など明るい話題が多かったが、今年は厳しい年になりそうだ。米中摩擦や中東情勢リスクなど先行きが見通せない。地球温暖化対策や海洋プラスチック問題への対応もさらに重要性を増してきた。化学業界が果たすべき役割は極めて大きい」と強調した。

会場には経済産業大臣が駆けつけ「安倍政権は発足から8年、アベノミクスの進展により国民の経済や暮らしは安定した状態が続いている」と前置きしたあと「化学産業にとって重要なのはやはり環境問題と安全対策だ。温暖化対策は不可欠だし、海洋プラスチック問題では2050年までにゼロにするという国際間の約束もある。官民で努力し達成したい」と呼びかけた。