2020年01月21日
2019年のPS生産、2%増 70.6万トン 
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は21日、2019年12月および1~12月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の生産出荷実績を発表した。

<ポリスチレン>
12月の生産は62.3千トンで前年同月比1%の増加だった。定修プラントはなし。国内出荷は49.9千トンで同7%減と、今年7月以来6カ月連続の前年比マイナスとなった。
国内出荷を用途別にみると、主力の包装用をはじめ全分野とも前年割れとなった。
輸出は3.6千トンで前月比+8%、前年同月比では18%の増加となった。
出荷合計は53.5千トンとなり前月比6%のマイナスだった。

◆2019年の年間生産量は706.6千トンと前年比2%増加し、2年ぶりに70万トンを超えた。
国内出荷は前年比3%マイナスの642.5千トン、輸出は19%増加の45.9千トンだった。


<スチレンモノマー>
スチレンモノマーは12月の生産が前月比9%増加の185.6千トン(前年比3%減)、定修プラントはなかった。
国内出荷は112.5千トン(前月比+8%)、輸出58.6千トン(同-11%)で、出荷合計は181.1千トン(同+1%%)だった。

◆2019年の年間生産量は2,025.6千トンで前年比1%の増加、国内出荷は2%減の1,455.1千トン。年間を通して高い稼働率を維持した。主力のPS向けが安定的に推移した。輸出は10%増の586.3千トン、出荷合計は2,041.4千トンで前年比1%のプラスとなった。

<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1579594931.pdf