2020年02月17日
ダイセルポリ、セルロース樹脂特許を「WIPO」登録
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ダイセル

ダイセルは17日、グループ会社のダイセルポリマー(本社:東京都港区、丸山浩一社長)が保有する、セルロースを用いたプラスチックに関する特許が、世界知的所有権機関(WIPO)の環境関連技術交流の枠組み「WIPO GREEN」に登録されたと発表した。

ダイセルポリマーの持つ特許「繊維強化樹脂組成物(特許番号5938299)」が今回登録された。天然由来原料の「セルロース」を使用したプラスチックに関する特許で、製品のプラスチックは軽さと機械的強度を両立することから、自動車など広い分野で軽量化ニーズに対応できる。同社は欧米や中国、韓国などで特許を取得済みだ。

WIPOに登録することで、特許使用希望者はデータベースが利用しやすくなり、交渉もしやすくなる利点がある。
WIPOには現在110か国1,400以上の個人や組織が参加。3,600以上の特許とニーズが登録され、600以上のマッチング実績がある。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1581925185.pdf