2020年02月21日
東工大発ベンチャーXTIA「光コム」加速へ増資
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東京工業大学

東京工業大学発ベンチャーのXTIA(東京都千代田区、八木貴郎社長)は21日、ニコン、JUKI、双日、INCJ(産業革新投資機構が前身)の4社と資本業務提携を締結し、世界で初めて製品化された「光コム」技術を進化、加速させると発表した。

各社を引き受け先とした第三者割当増資を行い総額17億円の資金を調達した。ニコンが8億円、INCJが6億円、JUKIが2億円、双日が1億円それぞれ出資した。

XTIAは2011年に「光コム」の原理(世界で最も精度の高いものさし)を計測器に応用して形状測定器の初期モデルを開発した。16年には世界で初めて「光コム」を活用したインライン全数検査対応の非接触式三次元形状測定器の開発に成功した。現在、多くの国内自動車メーカー量産インラインに自動検査機として導入され、自動車部品検査市場で高いシェアを占めている。