2020年02月26日
エーザイと富士薬品、中国で痛風・高尿酸薬 販売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイと富士薬品(本社:埼玉県、高柳昌幸社長)は25日、富士薬品が創出した痛風・高尿酸血症治療剤「ドチヌラド」(一般名)の中国での開発・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。

エーザイは富士薬品から、中国におけるドチヌラドに関する独占的開発権・販売権を獲得する。富士薬品が生産し、エーザイに供給する。エーザイは富士薬品に対して契約一時金と開発・販売マイルストンを支払う。

高尿酸血症は、中国では糖尿病に次いで多い代謝性疾患で、痛風や泌尿器系、内分泌系、代謝系など様々な疾患に関連している。中国の高尿酸血症患者は約1.9億人、痛風患者は約1,600万人と推定されている。

同剤は、新規の痛風・高尿酸血症治療剤として富士薬品が創出。より少ない用量で血清尿酸値を低下させる効果があり、副作用や薬物相互作用のリスクが低いとされる。同社は世界展開の第一歩として、同剤の中国市場展開に期待している。