2020年03月18日
昭電子会社、LIB包材用ラミフィルム設備増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工
量産化する新製品の「SPALF」

 昭和電工は18日、子会社の昭和電工パッケージング(本社:東京都港区、辻 勝行社長)が、車載リチウムイオン電池(LIB)包材向けアルミラミネートフィルム「SPALF」(商品名)の新製品を開発、彦根工場(滋賀県)に量産化設備を建設すると発表した。新設備は2021年3月に稼働開始の予定。

 「SPALF」は、樹脂とアルミ箔をラミネートしたフィルムで、パウチ型LIBの包材として使用される。高い絶縁性を持ち、成形性に優れるなどから、世界的にも高いシェアを有する。
 
 パウチ型LIBは形状の自由度が高く軽量なため、小型用途ではスマートフォンやタブレットなどに広く採用されている。大型用途でも電気自動車(EV)向けを中心に採用の拡大が見込まれている。

 昭和電工パッケージングは、大型用途向けの新製品を開発したため、新たに生産ラインを増やし、EV向けなど今後に予想される需要の拡大に備える。設備規模、投資額などは非開示。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1584500646.pdf