2020年03月19日
旭化成エンジ、商船三井と舶用補機モニタリング
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭化成エンジニアリング

旭化成エンジニアリング(本社:川崎市、河野龍次社長)は18日、商船三井と共同で、舶用補機のモニタリングサービスの試行を開始すると発表した。

両社はこれまでにIoTやICTを活用して「舶用回転機器異常の予兆検知」実証プロジェクトを行い、航海中における舶用補機の振動診断が陸上プラントと同様に可能かどうかを検証してきた。

新造船2隻・就航船1隻を使って実証した結果、陸上と同様に振動診断で設備のコンディションモニタリングができたことから、実用化を視野に入れた試行サービスを開始することにした。

今回の試行サービスを「V-MO(Vessel Vibration Visualization Monitor)」(ブィーモ)と名付けた。従来の3隻に加えて異なる船種10隻(対象補機数約80台)を加えて、振動診断技術の網羅性の検証を行うとともに、実用化に必要なソフトウェア・ハードウェア等の確認・改良を行う。2020年度中の海運会社、船舶管理会社向けのサービス提供開始を目指す。