2020年03月23日
中外製薬、「アレセンサ」米国で特許侵害提訴
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は23日、ロシュ社およびジェネンテック社と、Fresenius Kabi USA(本社:米国イリノイ州)など3社を相手取り、「アレセンサ」(一般名:アレクチニブ塩酸塩、抗悪性腫瘍剤/ALK阻害剤)に対する後発医薬品の簡略新薬承認申請(ANDA)をめぐり米国デラウエア州連邦地方裁判所に特許権侵害訴訟を3月19日に提起したと発表した。

 Fresenius Kabi USA, LLCは、Fresenius Kabi Oncology LimitedおよびFresenius SE & Co. KGaAと共同(以下、フレゼニウス)して、中外製薬製品である「アレセンサ」に対する後発医薬品の簡略新薬承認申請(Abbreviated New Drug Application:ANDA)を米国食品医薬品局(FDA)に提出した。

 米国における医薬品価格競争および特許期間回復法(いわゆるハッチ・ワックスマン法)に基づき、中外製薬などの3社は、フレゼニウスがANDAをFDAに提出したことは、中外製薬が保有する米国特許権を侵害しているとして、今回、侵害訴訟を提起した。

<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1584930886.pdf