2020年03月25日
東北大など、世界初・X線により硬さを可視化
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東北大学 多元物質科学研究所の矢代航准教授や首都大学東京などの共同研究グループは23日、X線イメージングを用いて硬さの分布を可視化することに世界ではじめて成功したと発表した。

腫瘍、肝硬変、動脈硬化など、生体内の病変部位は、正常組織に比べて硬くなることは知られているが、研究グループはX線イメージングを用いて、50μm程度の高解像度で硬さの分布を可視化する技術の原理実証に世界ではじめて成功した。

同研究成果は、MRI、超音波診断など、硬さを可視化できる従来の技術に比べて、はるかに高い解像度で病変が識別できるような革新的な医療診断法に発展すると期待される。

同研究成果は、学術誌「Applied Physics Express」(英国時間 3月19日付)にオンライン公開された。

研究は、日本医療研究開発機構(AMED)先端計測分析技術・機器開発プログラム(要素技術開発タイプ)の支援を得て行われた。


ニュースリリース参照
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/press20200319_04web_X.pdf