2020年04月01日 |
住友化学、豪農薬大手の南米子会社4社 670億円で買収 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は1日、オーストラリアの農薬大手ニューファーム社のブラジル子会社1社およびアルゼンチン、チリ、コロンビアの子会社3社の買収手続きが完了し、4月1日付で買収を完了したと発表した。 買収金額は総額670億円。現地の住友化学ブラジル社と住友化学チリ社を通じて取得した。 大豆の除草、殺菌剤を中心に販売する。世界の人口増加で食料需要が伸びるうえ、米中貿易戦争の影響で南米農産物の存在感が高まっており、さらなる事業拡大が見込まれる。 住友化学は、これまで、世界各地域でグローバルフットプリント(自社事業拠点)の整備を進めてきた。今回の買収によって、世界最大の農薬市場であるブラジルをはじめとした南米地域で、確固たる自社開発・販売体制が構築できる。 今回強化したグローバルフットプリントを最大限に活用し、ダイズさび病などに高い効果を示す同社独自開発の新規殺菌剤(一般名:インピルフルキサム)を売り出す。2020年から販売開始し飛躍的な増収につなげる。 また、2016年に開設したブラジルの研究開発施設と合わせ、開発から製造、販売まで一貫した事業運営を実現していく方針だ。 ◇参考ファイル :https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/files/docs/20190930_1.pdf ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1585722771.pdf |