2020年04月02日
エーザイと生化学、中国で関節症治療剤 共同開発
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイと生化学工業(本社:東京都千代田区、水谷建社長)の両社は1日、生化学工業が創出した変形性関節症治療剤SI-613(ジクロフェナク結合ヒアルロン酸)を、中国で共同開発および販売提携していく契約を締結したと発表した。

生化学工業が製品をエーザイに供給し、エーザイが販売を担当する。開発費用は両社で折半し、エーザイは生化学工業に対して契約一時金と開発・販売マイルストンを支払う。

変形性関節症は、加齢などの要因により、関節の軟骨が傷つき炎症を起こすことで痛みが生じる疾患。中でも発生頻度が高い変形性膝関節症は、中国での患者数が約4,700万人と推計されており、今後も高齢化に伴い増加が予想されている。