2020年04月15日
協和キリン、米MEIと新規抗がん剤 ライセンス契約
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和キリン

 協和キリンは15日、MEI Pharma,(本社:米国サンディエゴ)と、B細胞悪性腫瘍を対象に現在開発中のホスファチジルイノシトール3-キナーゼデルタ(PI3KQ)阻害剤ME-401をグローバルに開発、販売するため、グローバルライセンス、開発、販売に関する契約を締結したと発表した。

 ME-401は、現在MEI社が再発・難治性の濾胞性リンパ腫を対象とした第2相臨床試験を実施中という段階にある。MEIは協和キリンから同契約の締結に伴い、1億USドルの一時金を受領する。今後、開発、発売に伴うマイルストン収入として最大5億8,250万USドルを受領する予定。
 
 両社は米国で共同で情報提供活動を行い、製品の売上収益はMEI社が計上、利益と費用は両社50:50の比率でシェアする。また 協和キリンは米国以外で同剤の独占的販売権を取得し、MEI社は売上収益に応じた段階的な販売ロイヤルティを受領する。