2020年05月12日
三菱ケミ、ガウン2万枚、シールド40万枚体制整う
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは12日、新型コロナウイルス感染症に対応する医療現場を支援するため、子会社のジェイフィルム(本社:東京都千代田区、五十君猛社長)が厚生労働省と相談しながらプラスチック製のガウンとフェイスシールドを開発したと発表した。

ガウンは、ポリエチレン製の雨合羽を改良して開発したもので、袖口に親指を通す穴をあけ袖まくれを防止するようにした。使用後にガウンを脱ぐ際の接触感染リスクを低減するため、背面にミシン目加工を施し容易に脱ぐことができるように工夫した。1枚当たり100g以下と使用後の廃棄物削減にも配慮した。

また、フェイスシールドは、食品包装トレーに用いるポリエステルシートと折り曲げ加工技術を応用したもので、透明性が高く、曇り防止機能を有する。使用の際は自分で容易に切り抜き・組立て・サイズ調整ができる。

月間生産能力はプラスチックガウンが2万枚、フェイスシールドが40万枚。
5月初旬から一部の医療機関向けに寄付を開始した。中旬以降は一般医療機関へ供給する。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1589258963.pdf