2020年05月25日
旭化成、21年度 経営説明「先手を打って行動
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭化成

旭化成は25日、2021年度を見据えた経営方針を発表した。この中で21年度の売上高目標を2兆4,000億円、営業利益を2,400億円と置いたが、新型コロナウイルス感染症の影響は避けられず「影響が見極められた段階で見直す」と断った。

「マテリアル」「住宅」「ヘルスケア」3領域の19年度実績と21年度数値目標は以下の通り。(単位:億円)

▽マテリアル :売上高13,500(19年度実績 1,093)、営業利益1,500(924)、営業利益率11.1%(8.4%)
▽住宅  :売上高7,500(7,044)、営業利益750(727)、営業利益率10.0%(10.3%)
▽ヘルスケア :売上高3,700(3,378)、営業利益560(435)、営業利益率15.1%(12.9%)

各領域の構成比は「マテリアル」が07年度の76%から19年度は51%、「住宅」は15%から26%、「ヘルスケア」は9%から23%へと推移する。

世界的な経済減速など、カジ取りは難しいが、中計目標“Cs+ for Tomorrow 2021”の基本的な考えは変えない。
「住宅」と「ヘルスケア」が今後とも安定的に収益を創出することで、20~21年度も健全な財務基盤が維持できると説明している。

“起こり得る環境変化”に対しては、(企業)変革の機会ととらえ、先手を打って行動することで目指す姿へ向けて前進すると、積極的な姿勢を見せた。


ニュースリリース参照

https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1590378277.pdf