2020年05月29日
経産省・4月の鉱工業指数「生産は急速に低下」
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経済産業省が29日発表した4月の鉱工業生産指数(2015年=100)速報値は、生産は前月比9.1%低下の87.1、出荷は8.8%低下の85.0だった。生産は3カ月連続、出荷は2カ月連続の低下となった。
製造工業の生産予測調査によると、5月は前月比4.1%の低下、6月は同3.9%の3.9%の上昇となった。

基調判断は、前月までの「生産は一進一退ながら弱含み」から、「生産は急速に低下している」に下方修正した。

業種別にみると、生産は自動車、鉄鋼・非鉄金属、プラスチック製品、化学工業など全15業種のうち14業種が低下し、上昇したのは生産用機械工業のみだった。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比2.0%低下の99.1、出荷1.6%低下の94.6、在庫は0.6%上昇の126.2だった。生産、出荷とも2カ月連続前月比マイナスだった。
プラスチック製品工業は生産が前月比2.7%低下の98.2、出荷8.0%低下の96.1、在庫0.5%減少の109.7だった。
生産、出荷とも2カ月連続のマイナス、在庫は2カ月ぶりの減少だった。