2020年06月09日
塩野義薬、抗インフル薬「ゾフルーザ」第3相結果
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:塩野義製薬

塩野義製薬は9日、抗インフルエンザウイルス薬バロキサビル マルボキシル「ゾフルーザ」(日本名)について、合併症を併発するリスクの高い患者を対象とした第3相臨床試験(CAPSTONE-2)の良好な結果が、専門誌である「Lancet Infectious Diseases」6月8日号に掲載されたと発表した。

12歳以上のインフルエンザ関連合併症を併発するリスクの高い患者(糖尿病、喘息または慢性肺疾患、心疾患などの基礎疾患を有する患者、65歳以上の高齢者など)における同試験で、主要評価項目であるインフルエンザ罹病期間(インフルエンザ症状が回復するまでの時間)をプラセボと比較して有意に短縮した。
安全性に関しては、本薬は良好な忍容性を示し、安全性上の新たな懸念はなかった。


ニュースリリース参照
https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2020/06/200609.html