2020年06月15日
三菱ケミ、3Dプリンター用PBTパウダーで独社と提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは15日、 3Dプリンティング用樹脂パウダーを 製造販売する AM Polymers (本社:ドイツ・ヴ ィリッヒ市=AMP 社)と、PBT(ポリブチレン テレフタレート)パウダ ーの開発および販売で独占的な業務提携 に合意したと発表した 。

AMP社は、3Dプリンティングの製法の一つである粉末造形法に使用される樹脂パウダーを専門に手がけており、とくにポリプロピレンやポリエチレン 等の樹脂を粉末化する過程で3D プリンティング用に造形性・ 物性を強化する技術に優れている。

今回の提携で三菱ケミカルは、 PBTを組成段階から3Dプリンティング用にカスタマイズ し、 難燃性等の物性を付与できるパウダーを共同開発した。 PBTは樹脂パウダーとして現在主流の PA 12 (ナイロン12)に比べて吸水性 が低いため、造形時の取り扱いが容易などの特徴を有する。近く試作品を欧州市場で提供していく予定だ。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1592194116.pdf