2020年06月15日
協和キリン、皮膚病治療薬 欧州で販売開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和キリン

協和キリンは15日、全身治療歴を有する成人の菌状息肉腫( MF )およびセザリー症候群( SS )を 適応症とした POTELIGEO (一般名:モガムリズマブ 、日本名:ポテリジオ)の販売をドイツで開始すると発表した。

両剤とも皮膚T細胞 性 リンパ腫( CTCL )の主な病型の中の一つ 。 CTCL は 皮膚、血液、リンパ節、内臓に影響を及ぼす 希少な 非 ホジキンリンパ腫で、10万人あたり約 5.2 人が発症している。 MF と SS は CTCL の約 65% を占めており、欧州における MF の年間発症率は11万人に 1人から 35 万人に1人、SS の年間発症率は 1000 万人に 1人 と推定されている。 この疾患を持つ患者は、多くの場合 、皮膚の損傷、かゆみ、痛み、その他 予測不可能な 皮膚 症状に悩まされ ている。

POTELIGEO は、これらの皮膚症状や疾患の症状を改善し、また対照薬と比較し無増悪生存期間( PFS )を有意に延長したことが示された 。