2020年06月30日
経産省・5月の鉱工業指数「生産は急速に低下」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した5月の鉱工業生産指数(速報値・2015年=100)は、生産が前月比8.4%低下の79.1、出荷は8.4%低下の77.2で、生産は4カ月連続、出荷は3カ月連続の前月比マイナスだった。

製造工業の生産予測調査によると、6月、7月ともに上昇を予測している。

基調判断は、前月の「生産は急速に低下している」を据え置いた。

業種別にみると、生産は自動車、プラスチック製品、化学工業など全15業種すべてが前月比低下した。低下率が大きかったのは自動車工業(前月比23.2%減)、次に生産用機械工業、鉄鋼・非鉄金属工業で、化学工業は同10.8%減で、15業種中7番目だった。

化学工業(除、医薬品)の指数は、生産が前月比8.1%低下の91.0、出荷同7.3%低下の87.4、在庫は同2.5%低下の129.4だった。生産、出荷とも3カ月連続の前月比減となった。

プラスチック製品工業は生産が前月比9.9%低下の85.5、出荷9.3%低下の86.8、在庫0.7%減少の109.0だった。生産、出荷とも3カ月連続のマイナス、在庫は2カ月連続の低下となった。