2020年07月08日
東洋紡、福井県に新型コロナ検出キットを寄贈
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡は8日、新開発した新型コロナウイルス検出キットを、研究拠点のある福井県に寄贈したと発表した。7日、同社敦賀バイオ研究所(福井県敦賀市)の荒川琢所長が、福井県衛生環境研究センターを訪ね、谷口和之所長に贈った。

同キットは、これまで2時間半以上かかっていたPCR法による新型コロナウイルスの抽出から検出・測定までの時間を、最短60分以内で実現できる。4月から敦賀バイオ工場で製造を開始し全国の研究機関や大学の研究室、製薬メーカーの研究部門向けに販売している。

敦賀バイオ研究所は、東洋紡グループのバイオ研究・開発拠点で、診断薬用酵素、生化学診断薬、研究用試薬を中心とした研究開発や診断システム・創薬支援などの開発事業を展開している。