2020年07月14日
ダイセル、熟成にんにく成分を食品素材として商品化
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:ダイセル

ヘルスケア事業拡大をめざすダイセルは14日、熟成にんにく(黒にんにく)に含まれる機能性成分「S-アリルシステイン」(SAC)を含む素材を開発し、販売を開始したと発表した。

SACは抗酸化作用を持つことで知られている。にんにくには微量しか含まれないが、にんにくを熟成させる過程で量を増やすことができる。これまでSACの高濃度化には長い熟成期間が必要だったが、同社は今回、短期間で得る新規方法を開発し、製品化した。

ダイセルは臨床試験で、SAC含有食品を4週間継続して摂取することにより、身体作業負荷によって生じた疲労感の回復が促進されることを確認済み。現在、「抗疲労」の機能性表示の取得に向け、消費者庁に届出中である。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1594707186.pdf