2020年07月15日
1~6月のPS生産34万トン 前年比96%
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は14日、6月および1~6月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の需給実績を発表した。

【ポリスチレン】
 6月の生産は51.7千トンで、前年同月比94%だった。内需は44.2千トンで同76%だった。用途別にみると、電機・工業用4.8千トン(61%)、包装用19.9千トンで(81%)、雑貨・産業用6.0千トン(64%)、FS用13.5千トン(84%)と、いずれも大幅マイナスとなった。輸出は6.0千トンで175%と増えた。

 1~6月は生産340.8千トン(前年同月比94%)、出荷316.5千トン(91%)だった。出荷の内訳は内需291.7千トン(89%)、輸出は24.8千トン(111%)だった。

【スチレンモノマー】
 6月の生産は172.7千トン(前年同月比116%)、内需は104.6千トン(92%)、輸出は68.3千トン(150%)だった。主力のPS向けは前年比3%減少の329.4千トン。ABS樹脂、合成ゴム向け、不飽和ポリエステル向けいずれも振るわなかった。

 1~6月の生産は951.9千トン(前年同期比99%)、内需656.2千トン(91%)、輸出295.4千トン(110%)となった。内需の内訳は、PS向け329.4千トン(7%)、EPS47.8千トン(82%)、合成ゴム53.7千トン(76%)、不飽和ポリエステル15.8千トン(80%)、ABS104.8千トン(82%)、その他104.6千トン(98%)で、いずれも前年を下回った。
 
 
 6月実績

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1594777702.pdf