2020年07月15日
NEDO、次世代火力発電/CO2分離・回収技術公募へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDOは8月下旬~9月上旬をめどに「カーボンリサイクル・次世代火力発電技術開発」実施者を一般公募すると15日発表した。

石炭火力発電は、安定供給性と経済性に優れたベースロード電源だが、温室効果ガスの排出量が多い点に課題がある。CO2排出抑制技術には、CO2の分離・回収技術があるが、エネルギー損失が大きい。一方、ガス化技術を適用して、発電システムとCO2分離・回収プロセスを一体化させた技術は、バイオマスや炭素系廃棄物等を燃料とするためCO2排出削減や有価な生産物(水素など)の製造に応用できる技術として期待されている。

NEDOはガス化技術を適用して、燃料を多様化するとともに、有価な生産物を併産することでCO2分離・回収コストの低減を目指した、CO2分離・回収型ポリジェネレーションシステム構築をめざした技術開発を行う。

事業期間は2020~24年度の予定。
公募時期や要領はホームページに掲載。