2020年07月21日

富士フィルム、橋梁・トンネル「ひび割れ」を画像診断

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：富士フイルム

富士フイルムは、橋梁やトンネルなどの損傷をAIを活用した画像解析によって自動で検出し、点検業務を大幅に効率化する社会インフラ画像診断サービス「ひびみっけ」の機能をさらに拡張する。従来の「ひびわれ」に加え、新たに「剥離・鉄筋露出」「漏水・遊離石灰」を自動で検出できる機能を搭載し、7月22日から提供を開始する。 AIによる「剥離・鉄筋露出」「漏水・遊離石灰」の自動検出は業界初。 わが国は、高度経済成長期に建設された橋梁やトンネルなど社会インフラの老朽化が進行しているが、これらの点検業務は、近接目視での損傷確認、写真撮影やスケッチによる記録、報告書作成などに多くの作業時間を要している。また点検技術者も不足している。 富士フイルムは今回、医療用画像診断システム技術を活用して画像診断サービス「ひびみっけ」を開発した。橋やトンネルなどのコンクリート表面の剥離や剥離後に露出する鉄筋のみならず、ひびわれから発生する漏水・遊離石灰、さらには腐食によるしみまで、自動で検出することができる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1595316168.pdf