2020年07月29日
四国化成・営業益27%減 タイヤ用硫黄 低調
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

四国化成工業が29日発表した20年4-6月期連結決算は純利益が前年同期比21.8%の減益となった。ラジアルタイヤ向け原料の不溶性硫黄が世界的な自動車メーカーの減産の影響を受けた。殺菌消毒剤の塩素化イソシアヌル酸は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う学校プール授業の中止などにより販売が低迷したが、サニタリー向け薬剤の販売は好調に推移した。ファインケミカル製品は新規開発品が伸長。

【四国化成・第1四半期(連結)業績】単位:百万円 ( )前年同期比%
◇売上高    11,592 ( △9.6 )
◇営業利益    1,262 ( △27.0 )
◇経常利益    1,441 ( △19.2 )
◇当期純利益    946 ( △21.8 )
◇1株当たり純利益  16.82円 ( 20.71円)

<2021年3月期通期(連結)予想>
◇売上高    48,000 ( △6.9 )
◇営業利益    6,300 ( △19.7 )
◇経常利益    6,600 ( △17.7 )
◇当期純利益  4,600 ( △18.0 )
◇1株当たり純利益  82.82円