2020年07月30日
NEDO、新たな太陽光発電技術開発で44テーマ採択
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDOは30日、新たな太陽光発電に関する技術開発として44件の技術開発テーマを採択したと発表した。

太陽光発電は、低炭素の国産エネルギー源として普及してきたが、なお課題も多い。これまでは地上設置型や住宅屋根設置などを中心に普及してきたが、今後、そうした好立地の設置場所は減少が考えられる。また、長期安定的に発電するためには、安全性・信頼性の確保や、今後増加するとみられる太陽光発電設備の廃棄物処理のためのリサイクルなどが必要となる。

NEDOはこうした事情を背景に再生可能エネルギーの主力電源化の取り組みを進めるため、太陽光発電に関わる新規事業「太陽光発電主力電源化推進技術開発」を開始することにし、44件の技術開発テーマを採択した。

太陽電池設置環境の可能性を広げるために、新たな素材や製造方法に関した技術開発を行うことで、建物壁面への設置や自動車への搭載など、新市場の創造を目指す。発電設備の長期安定電源化や、先進的な共通基盤技術の開発についてもさらなる進展を図る方針だ。


◆採択技術開発テーマと実施予定先一覧
https://www.nedo.go.jp/content/100920770.pdf