2020年08月03日
帝人フロンティア、次世代保温構造素材を新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人フロンティア

帝人フロンティアは3日、インナーに求められる汗処理機能と、ミドラー(中間着)に必要な保温機能を兼ね備えた新規嵩高立毛構造体「Thermo Fly(サーモ フライ)」を開発、2021年秋冬のスポーツ・アウトドア向け衣料から販売開始すると発表した。

ミドラーとは、インナーとアウターの間に着用する中間着で、主に起毛加工を施すなどして保温機能を高いめたウェアのこと。一般カジュアル用途やユニフォーム用途にも積極的に拡販を図っていく方針だ。

アウトドアウェアは最近は街着としても親しまれるようになってきた。このため同社、インナーに求められる汗処理機能と、ミドラーに求められる保温機能を兼ね備えた「Thermo Fly」を自社開発した。

「Thermo Fly」は、超異形中空断面糸「オクタ」を中間結節部に使用したダブルラッセル(3層構造の生地)編地を精緻に半裁し、高品位に染色仕上げした「起毛しない」新規嵩高立毛構造体。肌に当たる面の毛先を均一化することで、高い汗処理機能と、軽量嵩高性およびウォーム感による保温機能を両立させた。


ニュースリリース参照
https://www.teijin.co.jp/news/2020/08/03/20200803_01.pdf