2020年08月06日
BASFのポリフタルアミド、棒状成形品に加工
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:BASF
棒状押出成形品

ドイツ・BASFは6日、押出成形で半製品化できるポリフタルアミド(PPA)、Ultramid Advanced N 5H UNを開発したと発表した。成形加工大手のGEHR社(本社:ドイツ)が、この新しいPPAを使用して、直径50mmの棒状押出成形品を製造加工し、市場展開をはじめた。

Ultramid Advanced Nは、半芳香族の化学構造により、高温に対する優れた機械的特性を備えている。厳しい使用環境でも優れた耐薬品性と耐加水分解性を発揮し、100℃以上の高温でも良好な耐摩擦、耐摩耗特性を維持する。湿潤環境下でも、全てのポリアミドの中で最も高い寸法安定性を示している。

これらの特性により、Ultramid Advanced Nは、半製品や小型組立部品の押出成形だけでなく、自動車産業、機械工学、厨房設備など幅広い用途に最適。また半製品は、切削加工によって最終製品に加工されるとしている。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1596679538.pdf