2020年08月28日
東北大学、地球外生命探査に挑戦 確立15%推定
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東北大学

東北大学 学際科学フロンティア研究所の津村耕司 客員准教授(東京都市大学 理工学部 自然科学科 准教授)は、
地球の過去5億4000万年の海洋生物の化石データベースから、地球上の生物の大絶滅の規模と頻度を解析した結果、
地球上の生命が絶滅しなかった確率を約15%と推定することができたと発表した。

地球上の生命の誕生から現在までの約40億年間に生命が絶滅せずに生き残れた確率を独自の方法で推定した。

現在までに4000を超える太陽系外惑星が発見されてきた。次には地球外生命の初発見が期待されているが、今回の成果は、生命が存在するような太陽系外惑星の数を推定する際などに応用できる。

同研究成果は、Springer Nature社の「Scientific Reports」誌(7月30日付)に掲載された。


<用語の解説>
◆大絶滅とは :ある時期に多種の生物が同時に絶滅すること。顕生代(約5億4000万年前~現在)においては、オルドビス紀末、デボン紀末、キャピタニアン紀末、ペルム紀末、三畳紀末、白亜紀末と、6度の大絶滅が知られている。恐竜の絶滅で知られる大絶滅は白亜紀末の大絶滅。


東北大学ホームページ
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20200827_01web_earth.pdf