2020年08月31日
経産省・7月鉱工業指数「生産は持ち直しの動き」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比8.0%上昇の86.6と、2カ月連続の上昇となった。出荷も同6.0%上昇の85.3となった。

鉱工業生産予測調査によると、8月(前月比4.0%)、9月(同1.9%)ともに上昇を予測している。
基調判断は「総じてみれば、生産は持ち直しの動きがみられる」とした。

業種別にみると、生産は自動車工業、その他工業、鉄鋼・非鉄金属工業など全15業種中12業種が上昇し、生産用機械工業、輸送機械工業(除自動車工業)、石油・石炭製品工業の3業種が低下した。化学工業は「上昇した業種」12業種のうちでも上昇幅が前月比0.6%と最も低かった。プラスチック製品工業は、同6.5%の上昇で順位は12業種中7番目だった。

化学工業(除、医薬品)の7月指数は、生産が前月比1.8%上昇の92.9、出荷4.8%上昇の93.1、在庫は2.6%減少の126.0だった。生産、出荷とも2カ月連続の上昇だった。