2020年09月11日
JNC、韓国・液晶ディスプレイ材料事業から撤退
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:JNC

JNCは11日、韓国で展開している液晶事業(韓国JNC社)の構造改革計画を発表した。現地液晶パネルメーカーの同事業からの撤退や生産拠点の移転などに対応するため、今年12月末をめどにソウル支店における液晶事業の営業・管理およびテクニカルサービスセンター機能を、同社液晶事業部およびJNC石油化学市原研究所(千葉県)に移管する。

また、2021年12月末までに玄谷工場(韓国)のオーバーコート(周辺材料)製造事業もJNCマテリアル戸畑工場(福岡県)に移管する。

韓国JNCは2004年12月の設立。資本金35億ウォンでJNCマテリアル100%出資。従業員45名。
同社の業績は、売上高が2018年の250億ウォンから19年178億ウォン、純利益は同22.7億ウォンから17.4億ウォンに落ち込んでいた。

今後は有機ELおよびシリコン事業の拡大に注力する。
JNC本体への業績への影響は精査中。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1599805788.pdf