2020年09月16日
8月のPS生産振るわず、3カ月連続のマイナス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は16日、8月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の需給実績を発表した。

◆ポリスチレン(PS)
 生産は53.2千トンで、前年同月比82%と7月に続き2カ月連続の前年割れ。内需は44.0千トン(94%)で、前月にいったん回復したものの再びマイナス基調となった。輸出は3.8千トン(100%)だった。
 
 内需を用途別にみると、電機・工業用4.4千トン(81%)、包装用20.4千トン(99%)、産業・資材用5.9千トン(88%)、FS用13.3千トン(93%)となった。包装用ではHIシートは前年比プラス、OPS、乳酸菌はマイナス、射出成型その他は横ばいだった。

◆スチレンモノマー(SM)
 生産は148.1千トン(85%)、内需は95.2千トン(75%)で、輸出は43.2千トン(105%)だった。
 主力のPS向けが52.5千トン(82%)だったほか、EPS6.2千トン(76%)、合成ゴム7.5千トン(58%)、不飽和ポリエステル向け1.7千トン(86%)、ABS樹脂14.5千トン(65%)など、いずれも大きく落ち込んだ。
 輸出は43.2千トン(105%)で、引き続き前年を上回った。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1600240254.pdf