2020年09月29日
富士フィルム、飛沫低減機能「マウスピース」発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは29日、医療従事者向けに飛沫低減機能付きのマウスピース「B1(ビーワン)」と、内視鏡カバー「P1(ピーワン)」を10月1日から発売すると発表した。

新型コロナウイルスの感染経路は、主に飛沫感染と接触感染とされるが、今回、医療従事者のウイルス感染リスク低減をサポートする2つの内視鏡アクセサリーを開発した。富士フイルムメディカルを通じて販売する。

■マウスピース「B1」
 被検者の顔を覆うドレープ状のシールドを付帯したマウスピースで、内視鏡診療時に被検者と医療従事者とをシールドで仕切ることで被検者からの飛沫による感染リスクを低減する。内視鏡スコープの挿入部に切り込み入りのスポンジをはめ込み、スコープとマウスピースの隙間を埋めることで飛沫の拡散を低減する。

■内視鏡カバー「P1」
 生検などを行う際に内視鏡の処置具を挿入する口(鉗子口)に装着する鉗子栓に取り付ける内視鏡カバーで、処置具を抜去する際、処置具に付着した体液の飛散を低減する。ドレープ状のカバーが鉗子栓だけでなく内視鏡スコープの操作部全体を覆うため、医療従事者に被検者の体液が掛かることを抑制する。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1601346606.pdf