2020年09月30日
経産省・8月の鉱工業「生産は持ち直している」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した8月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比1.7%上昇の88.7、出荷が2.1%上昇の87.6で、ともに3カ月連続の上昇となった。在庫は1.4%低下の97.9だった。

鉱工業生産予測調査によると、9月(前月比5.7%)、10月(同2.9%)ともに上昇を予測している。
基調判断は「総じてみれば、生産は持ち直している」で、前月の「持ち直しの動きがみられる」から表現がより断定的になった。

業種別にみると、生産が上昇した業種は自動車、鉄鋼・非鉄金属、電子・デバイス工業など全15業種中10業種、低下したのは生産用機械工業、パルプ・紙工業など4業種、横ばいがその他工業の1業種だった。

化学工業(除、有機・無機化学品・医薬品)は、生産が前月比0.8%の増加で、上昇した10業種のうちでは最下位だった。プラスチック製品工業は、生産が前月比1.0%%の上昇で順位は8番目だった。

化学工業(除、医薬品)の8月の指数は、生産が前月比2.5%上昇の95.3、出荷3.4%上昇の96.4、在庫は2.1%低下の123.4だった。生産、出荷とも3カ月連続の前月比プラス、在庫は2カ月連続のマイナスとなった。