2020年10月01日 |
住化、ラービグ第2期ファイナンス 完工保証終了 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学とサウジ・アラムコの両社は1日、ラービグ・リファイニング&ペトロケミカル社(ペトロ・ラービグ社)の拡張計画(ラービグ第2期計画)に対するプロジェクト・ファイナンスについて、融資額のそれぞれ50%を保証してきたが、このほど銀行団との協議により、完工保証が9月30日付で終了したことを確認したと発表した。 完工保証とは、プロジェクトの建設工事が完了し、安定的な操業を通じて債務返済を可能とするキャッシュフローを継続的に稼ぎ出すことが確認されるまでの一定期間、出資企業が借入先に対する融資金全額の返済を保証する仕組みをいう。 ペトロ・ラービグ社は、2015年3月、国際協力銀行(JBIC)やサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)をはじめとする銀行団と、ラービグ第2期計画の総事業費 約91億米ドルの60%にあたる約52億米ドルの融資を受けるプロジェクト・ファイナンス契約を締結した。 この契約で住友化学とサウジ・アラムコ社は、約52億米ドルの融資額の50%ずつについて、銀行団との契約に基づき完工保証を行ってきた。ペトロ・ラービグ社は、既に19年6月から借入元本の約定返済を開始しており(20年9月現在の借入残高:約46億米ドル)、引き続き自社で返済を行っていく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1601514244.pdf |