2020年10月05日
三菱ケミなどの「微細藻類利用プロジェクト」採択
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは5日、同社が参画する「微細藻類を利用した事業実証プロジェクト」がNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の公募事業「バイオジェット燃料生産技術開発事業/ 微細藻バイオマスのカスケード利用に基づく バイオジェット燃料次世代事業モデルの実証研究」に採択されたと発表した。

同プロジェクトは、ユーグレナ (本社:東京都港区、出雲 充社長)、デンソー (本社:愛知県刈谷市、有馬浩二社長)、伊藤忠商事の3社と共同で実施する。 微細藻類は光合成により二酸化炭素を吸収することから、カーボンリサイクル技術の一つと位置づけられており、NEDOはバイオジェット燃料の普及を図る狙いをもつ。

同プロジェクトは、原料となる微細藻類を安定的に大量培養する技術の確立を目的に実用化規模での実証事業をめざしている。

三菱ケミカルは、同プロジェクトの中で微細藻類の回収技術高度化を担っており、同社がもつ膜分離技術を活用して、現在主流の遠心分離法よりも効率的で低コストの回収・濃縮 技術の確立を目指す。ろ過濃縮試験では中央大学とも連携して取り組む。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1601863874.pdf